特定口座内で同一日に同一銘柄の売買をした場合、取引の都度に取得価格の計算を行うのではなく、一日の取引終了後、売買の順番に関係なく、総平均法に準ずる方法で取得価格の計算が行われます。
【例】
4月1日 100,000円 1株 買 (4月1日現在大引け時点で1株保有)
4月2日 120,000円 1株 売
4月2日 110,000円 1株 買
この場合の取得単価は、100,000円で取得した株式を120,000円で譲渡していますが、税額の計算時に用いる取得単価は2日の取引が終了した時点で計算されるため、この場合の取得単価105,000円となり、譲渡益は15,000円となります。
【計算式】
(100,000円+110,000円)÷2株=105,000円(平均取得単価)
120,000円-105,000円=15,000円(譲渡益の金額)